2012年2月16日木曜日

虫歯 その3 基礎知識



前回まで虫歯の原因についてお話しました。

Hなどを小難しくご説明しましたが、要するにすぐに歯磨きをするということが重要というわけです。

食べて数分以内とか あまり神経質になるのも問題ですよ 

虫歯や歯周病を予防するためには毎日の歯磨きが最も重要なのですが、それだけでは十分ではないこともあります。
例えば、歯石はいくら頑張って歯磨きをしても自分で取る事は出来ませんし、部分的に歯磨きが上手に出来ていなかったりすることで、自分では見つけられない場所に虫歯が出来てしまうこともあります。


このように自分では限界があることに対しては専門的なケアが必要となり、それを行うのが歯科医院でのメインテナンスです。
歯周病のお話とも関連していきますが、
特に歯周病を予防するためには、歯科医院でのメンテナンスが必要不可欠です!


2012年2月14日火曜日

歯根破折の治療法

歯根破折の治療法

残念ながら歯根破折の治療の基本は抜歯です。

歯に入った僅かなヒビの隙間は歯茎などを腫れる原因となる細菌にとって、まるで細菌専用道路のようなものです。歯ブラシの毛先からは身を守ることができ、さらに奥にまでどんどん入り込んでしまうからです。


歯を抜いた後の選択としては、次のようなものがあります。


1.ブリッジ残った歯の両サイドの歯を削って、両サイドと抜いた部分を金属で被せつなげる。
毎日の取り外し不要。両サイドの歯に負担がかかる。治療プランに限度がある。


2.インプラント抜いた部分のみにチタン製の金属の人工歯根を埋め込み、歯を作る。
毎日の取り外し不要。自分の歯の様に噛める。自費治療。


3.入れ歯抜いた部分の両サイドにバネと呼ばれる金具を取り付け、歯と歯茎の付いた樹脂のプレートで隙間を埋める。毎日の取り外しが必要。違和感と噛みにくさが激しい。


歯根破折は「歯の臨終」

健康な歯がいきなり折れたり割れたりすることはまれで、虫歯の治療が繰り返し行なわれ、神経を取った歯に起こることがほとんどです。たとえ歯磨きを一生懸命していても防ぐことはできません。そのため歯根破折は「歯の臨終」とも言えます。様々な治療で延命した歯が、歯根破折によってその生涯を終えるのです。


歯根破折のリスクを減らすには、できるだけ歯の神経を取らずに済む初期の虫歯のうちに治療を行うこと。繰り返し虫歯治療を行なわないようにすることが大切になります

また、力のバランスを考えるのも非常に重要です。 

正しい治療方針で治療を行う事はもちろん、その後の定期検診や、正しい歯磨きや規則正しい食生活などの生活習慣を見直すことも歯の寿命を延ばすことにつながります。

2012年2月9日木曜日

虫歯 その2 基礎知識

前回は、予防の大切を話ましたね。
今回は、少し先にすすんで
虫歯の成り立ちについて考えていきましょう。
その前に虫歯をず~~~っと放置しておくとどうなるのでしょうか?
夜も眠れないようなズキズキする痛み 過去に経験されたかたはけっこういますよね
その痛みを我慢していると歯の神経が死んでしまい一旦痛みは治まることがありますが、そのまま放っておくと歯の中の細菌が増殖してまた痛みが出てきたり、残っている健康な歯に悪影響を与える恐れがあります。
進行した虫歯を放っておくと、
歯を抜かなくてはならなくなります。
もう少し早く治療をさせていただければ と思ってしまうんです。
大きな虫歯をそのままにしていたり、歯が抜けたままにしておくと、歯並びが悪くなったり、噛み合わせが悪くなったりして、残っている全ての歯に対して悪影響を与えることもあります。
そこで虫歯って どうしてできるの という疑問がでてきます。
歯ブラシをしないから っていっても なぜ 歯ブラシをしないと虫歯になるのか?
キーワードは pH  これは 酸性 アルカリ性を表す指標で中性は7です
簡単に言うと、pH に2の差があるということは 100倍差があるということです。
お口の中のpHは何もしていない時は6.7位の中性に維持されていて、この状態では絶対に虫歯は出来ません。

しかし、糖を含んだ飲食物を摂取するとプラーク中の細菌が酸を産生し、お口の中のpHがどんどん下がっていきます。
そして、pHが5.5以下になるとついに歯が溶け始めます!
一度酸性になってしまったpHは、時間が経つと自然にもとのphである6.7に戻るのですが、pHが5.5以下の状態が長い時間続くと歯にポッカリと穴が空いてしまうのです!

また、酸性になったpHが中性に戻るまでは、状況により異なりますが大体40分位かかります。
歯ブラシは お早めに   ですね !

2012年1月21日土曜日

かぶせ物の再治療について(第1話)

皆さんこんにちは、メガネの廣原です。
毎日寒いですね。


今日はかぶせ物の再治療の必要性について2回にわたってお話します。


不適合冠→不適合冠除去→仮歯置き換え→スケーリング・ルートプレーニング→初期治療終了

現在装着されている被せ物や詰め物の縁と歯の間に、隙間やオーバーラップが有る場合、それらの被せ物や詰め物は歯に対して不適合です。不適合な被せ物や詰め物は歯周組織に悪影響を及ぼします。

被せ物と歯の間にオーバーラップがある場合、被せられている歯の上に、被せ物の縁が張り出し ひさしのような状態になります。

冠の張り出した部分は、ブラッシングの妨げとなります。歯ブラシの毛先が、張り出した部分に邪魔をされ歯周ポケットの深部まで届かなくなってしまうのです。

歯ブラシが届かなくなることによりプラーク(細菌の固まり)が付着したまま放置されます。するとプラークは唾液中のカルシウムやリン酸により石灰化し硬くなり、自分では取り除くことの出来ない歯石になります。


歯周ポケット内にプラークや歯石が付着していると歯肉が炎症を起こし、出血や腫れなどの原因となります。さらに細菌感染が進むと歯周組織や、歯を支える骨が破壊されてしまいます。

このように、不適合冠は歯周組織に悪影響を及ぼすのです。




不適合な被せ物は歯周ポケットに対する ブラッシングの妨げとなるため除去します。
除去した後は、適合のよい仮歯に置き換えます。


適合の良い仮歯を被せる為には土台の歯を整えなければなりません。
まず土台の歯についているセメントを落とし、 土台の歯をきれいな状態にします。
その後で、土台の歯を削って形を整えます。



不適合な冠が被っている歯は、その部分が虫歯になっている場合が多いのも事実です。


つづく・・・・

2012年1月12日木曜日

虫歯 その1 基礎知識

昔は「虫歯になったら歯医者さんにまかせておけばよい」といった考え方をもった方ばかりだったと聞きます。
今は「予防」の時代に移行しつつあります。テレビのコマーシャルでよく聞きますよね。

虫歯にならないためにも予防を行うことがとても大切です。
歯医者で虫歯を治療しても、それで虫歯が本当に治っているわけではありません。

なぜかと言うと、一度でも治療をした歯はどんなに良い治療をしたとしても、一度も治療をしたことがない健康な歯よりも再び虫歯になりやすくなっているからです。
どんな被せ物も 天然の歯にはかないません。

その「一番虫歯になりにくい歯」が虫歯になってしまったわけですから、虫歯の本当の原因を取り除かない限り、高確率で再び虫歯になってしまいます。
昔は、虫歯は小さいうちに削って治すのが良いと信じられてきていましたが、その後様々な研究が行われた結果、適切な予防を行えば進行を止められる虫歯の場合には、削らずに様子を見たほうが歯が長持ちするということがわかってきました。

ただし、予防をしても進行を止められないような虫歯の場合には、当然治療が必要になります。

また、治療するべきか予防するべきか、判断が難しい虫歯もあります。
虫歯は通常3ヶ月から半年程度で急速進行することはほとんどないので、その間で多少進行しているようであれば 治療は必要になってくると思います。


2012年1月10日火曜日

歯根破折(しこんはせつ)

ウェーブ水野です。

今回は歯の根が割れる「歯根破折(しこんはせつ)」について

歯が折れたり割れたりした経験はありませんか?
実は歯の根が折れると抜歯を考えなくてはならないほど大変なことなのです。
最も重傷な歯根破折について解説します。

歯根破折(しこんはせつ)の症状

骨が折れると「骨折」と言いますが、歯の場合は「破折(はせつ)」と呼びます。
口の中で普段目にしている白い部分(歯冠部)が割れたりかけたりすることを歯冠破折(しかんはせつ)と呼び、歯茎の中にある歯の根っこの部分(歯根)が割れたりかけたりすることを歯根破折(しこんはせつ)と呼んでいます。

歯根破折は、ほとんどがそれまでに神経を取り除いたりした治療が行なわれた歯によく起こります。神経が生きている歯には、ごくたまに起こる程度ですが、次のような症状がよく見られます


・歯茎が腫れる
まるで歯周病が進行したかのように、その前後の歯に比べて明らかに腫れたり膿んだりする。

・歯茎におできが出来る
歯にヒビが入っている状態では、外から目視で確認できないため、根の先に膿の袋が出来る歯根嚢胞(歯根嚢胞)と同じ症状となることも。

・差し歯が取れる
何度戻しても良く取れる前歯の差し歯は、歯の根が割れて開き土台が抜け落ちたため。もし差し歯に金属などの棒状のものが付いていたら、歯の根にヒビが入った可能性が高い。棒状の土台が長ければ長いほど歯根破折の確率も高まる。

・違和感
噛むと痛んだりしみたりするが、噛まなければ痛まない。歯の根にヒビが入っているときによく見かける。

・根の病気が改善しない
根の治療を繰り返しても、腫れや根の奥からでてくる膿がなかなか止まらない、治療の効果が挙がらない場合、既に歯にヒビが入っている場合も。

・激痛
ごくまれに神経が生きている歯でも強く噛み締めたりすると割れてしまうことがあります。そんな時は当然激痛となります。
歯が割れたり折れたりした瞬間に音と衝撃を感じることもありますが、大抵は自覚できない場合が多いようです。


次回は治療法などについて説明します。でわでわ

2012年1月7日土曜日

歯周病のメカニズム(第3話)

皆さんこんにちは、メガネの廣原です。

皆さんお正月はどの様に過ごされていましたか?
休みも終わってみるとアッという間ですね。


今日は去年からの繰り越しで歯周病シリーズ最終話になりますが続きをお話させて
いただきます。


■メカニズム その4 <歯の根と歯肉がはがれ、歯槽骨が溶ける>


歯肉だけに起きていた炎症がさらに進行し、歯の根の方に侵入していきます。
骨と歯根膜を溶かしながら細菌が侵入してくると、炎症した病気の組織である歯肉などは歯の根と離れていきます。
歯肉の組織がおかされてしまうために、歯の根に接着していることができなくなるからです。
歯周炎の原因となる細菌は、中のほうで繁殖して歯の根の先の方へ進むという性質をもっているため、進みながら歯根膜や骨、さらに、歯の根を溶かしていくことになります。
このくりかえしが歯周病を悪化させ、最終的には、歯の根のまわりの骨をほとんど溶かしてしまうため、歯はそこにとどまることができずに抜け落ちることになります。

 
    
  
◆ポケットについて

歯周病では、歯と歯肉がはなれてできている、いわゆる「ポケット」と呼ばれるものがあります。このポケットの深さは重症度のめやすとなります。


2ミリまで・・・・・健康
3ミリ前後・・・・・軽症
4~5ミリ・・・・・中程度
5ミリ以上・・・・・重症

 
    
よって、歯周病の進行を防ぐ意味でも御自身の歯で一生何でも噛めて美味しくお食事していただく為にも、痛みが無くても必ず定期検診にはお越し下さい。